クールな御曹司はウブな彼女を乱したい〜抱き尽くされる溺愛初夜〜
「織田さんは、どうして私をここに異動させたんですか?」

私はムッとしながら織田さんを問い詰める。

「正確に言うと、杏ちゃんを異動させたのは僕じゃないよ。僕は協力者ってところかな?」

『協力者』?人事にそんなの必要なの?

織田さんの言葉に私は首を傾げる。

「……ますますわからないんですけど」

織田さんは私の肩をポンと叩くと、謎めいた笑みを浮かべた。

「まあ、いずれわかるよ。いずれね」
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