cherish【チェリッシュ〜恋のライバルは男!?〜】

ヤツと私と転校生

「あら心、お友達じゃない?」


学校に着いて、靴箱のところでミサキちゃんが指差すと、

そのお友達・栞が顔を赤らめた。


「お、おはようございます!」

「あら、おはよ!礼儀正しいのね☆」

「いえっ、そんなっ…」


「…………」

「それじゃあここでね、」

と、手を振って去っていったミサキちゃんの背中をまだポーっと見送っている栞。


「………裏切りモノ」

「な、何がよ!?」


私が声をかけると、ハッとしたように慌てた。


ふーんだ!



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