僕ら同じ空の下。【短編】
先生と初めて出会ったのは中学2年生の春。
先生の初めての授業は自己紹介だった。

背はスラッと高く、細くて
スーツがとても似合ってる。
「爽やか」という言葉がぴったりと当てはまっていた。

私はもしかしたらこの時から既に
先生のことを恋愛対象として
見ていたのかもしれない。



この日から先生が担当する教科が
好きになった。


それまで大嫌いでテストの点も
家族に呆れられるくらい悲惨だった。

そんな私の変化に
友達も家族もびっくりしていた。

テストの点は相変わらず低迷してたけど…。
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