やっぱり俺のお気に入り
その訳を知ることになったのは未来の家に行った時だった。



学校のない土曜日、俺は未来の家に行ったんだ。



初めて行く未来の家。



「はじめまして!未来さんとお付き合いさせてもらっています。雨宮龍斗です。」



「あなたが龍斗君!まぁ~カッコイイわねぇ。いつも未来からお話は聞いています。さぁ、どうぞ中に入って・・・」



「もぅ~お母さんったら・・・あっち行ってて/////」



玄関先で未来に笑顔がよく似たお母さんが迎えてくれた。



「はい。ありがとうございます。おじゃまします」



俺は丁寧に頭を下げ、家の中へ入っていった。



レンガ造りの洋風な家。



庭先には手入れの行き届いた色とりどりの花。



そして、明るいお母さんの笑顔。



「お母さんね、ずっと龍斗に会いたがってたから・・・なんかゴメンね」



「いいお母さんじゃん」



「そっかな??」






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