やっぱり俺のお気に入り
やけに急に急ぐように笑顔で教室を出て行った宗。



なんなんだ??あいつ・・・・・。



あの笑顔も爽やかすぎだろっ??



宗って俺と未来が付き合ってるとか知らなかったんだな。



「おい、龍斗。宗さぁ、未来ちゃんのこと、相当気に入ってんぞ」



すぐ横で裕輔が小声で言った。



「はっ?」



「文化発表会、あれマジ未来ちゃんが目立ってたじゃん。普段とのギャップにやられちゃった男、多いらしいんだよね・・・まぁ、宗もはっきりとは言わねぇけどさ・・・それに龍斗が相手じゃあ誰も勝ち目はないしさ」



宗が未来を??



そんな裕輔の言葉に思い当たることもいくつかあったりなんかする。



最近ってか・・・・・未来はよく学校内でも色んな奴に声を掛けられていた。



前ならもちろんそんな事はあり得なかった。



もちろん俺が彼氏だからってのも大きいとは思うけど、



「平岡さん、めっちゃファンです♪」



なんて握手を求める男なんかもいるって聞いたこともある。



未来の存在は文化発表会の後、確実に話題になってたからな。



「はぁ・・・・・」



俺はなるべく裕輔に見られないようにしながらため息をついた。







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