やっぱり俺のお気に入り
「鈴木君のこと・・・・・?」



そう言って俺をじっと見つめる未来。



だから・・・その目はヤバイって。



真剣な話、しようとしてんのに・・・・・



「そう。なんで言ってくんないの??宗から俺、聞いたんだぜ。未来から聞きたかったのにさぁ」



未来の目に見つめられて、



俺はそんな言葉を言いながらも、未来に思わずキスしたくなる。



「ゴメっ・・あ、あたしね・・・まだ青山先生のことだってあるのに・・・なんかまた龍斗にイヤな思いしてほしくなくて・・・だからね・・・」



「それでも俺は未来の口から言ってほしいんだよ?」



「うん・・・ゴメンね。あたし、こういうの慣れてなくて・・・こんな時はどうすればいいとか全然分からなくて・・・」



「一人でまたパ二クったんだろっ??」



「うん/////焦ってた・・・どうしようって・・・」



「やっぱなぁ~。まっ、そういうとこも好きなんだけどさ。俺は未来のことなら全て知っておきたい」



「・・・ズルイ・・・龍斗・・・」



「ん??何が??」



「龍斗ってズルイなぁって思う・・・」



「何がだよ??」



「だって・・・なんかいつも龍斗はそうやって余裕でね・・・あたしはいつもこんなで・・・やっぱ・・・龍斗はズルイよ/////あたしばっかり、こんなに余裕なくて・・・」


< 227 / 296 >

この作品をシェア

pagetop