極上に甘いキスしてみない?



「やだ…さ、触らないで!」

先輩を押し返した


「そのピュアな反応とかそそられる」

にやっと笑った先輩の顔は
まるで獲物を狙う狼みたい…


「し、失礼します!」

バッとその場からダッシュで逃げた


しかし…そのときわたしはポケットから
ある物を落としてしまった…

そしてそれに気づかずそのままその場を
あとにしたわたし…


「ふーん。1年A組来栖桃花ちゃんね」

あの先輩がボソッとそんなことを呟いていることも知らずに…

< 10 / 330 >

この作品をシェア

pagetop