❁初恋 ~あなたと私の物語~❁



「あんた、何してんの」




声の主は、長身の無駄に顔立ちが良く柔らかそうな茶色の髪の毛の、男子生徒だった。




「今の……見てたんですか!?」




「目の前でいきなり転ぶからだろ。」




「……」




「それより、いいの?あと1分だけど。」




「きゃー!やばい!」




「...あいつ、バカだろ」




そんな声は、急いでる私には聞こえなかった。






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