ラグタイム2号店
話を終えて更衣室で着替えていると、スマートフォンがチカチカと点滅をしていることに気づいた。

画面をタップして確認すると、静絵からのメールだった。

届いたメールの内容を読んでみると、昨日から家族と話しあって和解をしたと言うことだった。

あっちもあっちで、無事に解決できたみたいだ。

俺は静絵に返信するメールの作成をした。

『無事に和解できてよかったな

お詫びも兼ねて近いうちにあいさつに行こうと思っているんだ

都合のいい日があったら教えてくれ』

送信、と。

ガチャッとドアが開いたので視線を向けると、
「あっ…」

武人だった。

俺と目があった武人は気まずそうな顔で目をそらした。
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