一途な二人

俺が好きなのは、愛してるのはお前だけだ。

ことり帰ってこないな……
ほんとに何してんだろ……
あー、心配なってきた。告白されて襲われてたらどーしよう。
いてもたってもいられなくなって、校内を回ろうと立った時、遠くの方からことりらしき子が歩いてきた。

「おっ!こと…り……?」

よく見ると、ことりの目は真っ赤になっていて、泣いていたことがはっきりとわかった。
ことりは俺に気づくと、また来た道を走り戻ろうとした。
< 10 / 19 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop