すべてが思い出になる前に
メールの返信をしようとした時に、鴨川が涼太とすれ違い様に声をかけた。
「そんなに大事な来客だったのか?急ぎなら早めに連絡取ってた方がいいぞ」
「まぁな。でも実習に行ってたし、会えなかったのはしょうがない」
そして友理奈にメールを送信して、携帯をポケットにしまい医局を後にした。
涼太が医局を出て行った後、富永は鴨川の向かい側の席に座った。
「来客が来た事をすぐに伝えるべきだったかな?」
富永は1人悩んでいたが、すかさず鴨川がフォローを入れた。