すべてが思い出になる前に
「年齢的に考えて、今の彼女と結婚前提で付き合ってるのよね?」
「俺はそのつもりではあるけど…」
涼太は2人からの質問に予想外な反応を見せた。普通なら照れたりするところだが、何故か深く考え込んでいた。
「付き合ってまだそんなに経ってないし、今が1番楽しい時だよ⁉︎」
富永は涼太の様子を伺っていると、目の前に運ばれてくる出来立ての焼き鳥達が湯気を立てる。
涼太は焼き鳥の串を取ろうとした途端、スッと目の前から腕を伸ばした鴨川に取られてしまった。
「おい、それ俺が頼んだやつ」
「ボーッとしてたら取られるぞ‼︎」
串をパクパク食べる鴨川を見て、少し腹が立つ涼太であった。