空に願いを…


みっちゃんと付き合って1ヶ月



「泊まっていかない?」


その日は金曜日
明日は休みで、みっちゃんも珍しく休み
二人が同時に休みなんてまず無い


みっちゃんは私が嫌がることはしない
わかっている、けど…



『…そう、しよう…かな』



前に進まないと…
みっちゃんに悪い


そんな気持ちが強くて
私は初めて、空以外の人に抱かれた



みっちゃんに抱かれてる最中
私は涙を流していた


「やめようか?」


みっちゃんは、どこまでも優しい


『やめない…で…』


みっちゃんで忘れたい



忘れさせて…



みっちゃんは何度も私を好きだと言って口づけをしてくれた

何もかも、空とは違う
そんなの当たり前なのに…


『みっちゃん…、もう一度抱いて…』


何度も…何度も身体を重ねた
< 14 / 58 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop