LOGICAL PURENESS―秀才は初恋を理論する―
【だから、その姿で、ぼくに迫らないで。あなたをメチャクチャに壊してしまいたくなる。そうだ、メチャクチャにしたいのも本心。
あなたの過去が悔しくて、全部、上書きしてしまいたい。塗り替えてしまいたい。あなたをぼくだけのものにしたい】
抑え切れない浅はかな感情が、音のない声になってあふれ出す。
チカラの使い方がわからないぼくの声は、実現性を持たない。
ただ、ぼくの心を正直に映し出す鏡のようなもの。
ぼくの理性は、ギリギリのところにしがみ付いている。
リアさんが、不意に笑った。
「かわいい」
「え?」
「でも、生意気よ」
「す、すみません」