キミに…Kiss
何度も声を出し助けを呼んだけれど、2人の必死の声は誰にも気づかれなかった。
「陸、どうしよう。あたし達…閉じ込められちゃったの?」
バカ女が不安な声をもらした後、俺たちは諦めるかのように冷たい床に座った。
その間続いたシーン…とした長い沈黙。
倉庫内に酸素はたっぷりあるはずなのに、呼吸をするたびに苦しく感じる。
耐えがたい空間の中、先に沈黙を破ったのはコイツだった。
「陸はなんで…ここに来たの?」
「…………」