キミに…Kiss
渡り廊下のド真ん中 いきなり妄想少女になった…あたしに声をかけてきたのは…
「あっ、なんだぁ。ゴロちゃんか…」
くるくるパーマの前髪をピンでパチンと止めているのがトレードマークの柳沢梧郎(やなぎさわごろう)こと…ゴロちゃん。
同じクラスメイトで、ちなみにあたしの席の後ろにいる男の子だ。
「ククッ。さっきの愛理の顔、なんか百面相みたいだったぞ!」
ゴロちゃんがあたしの頭にポンと手を置いて笑う。