好きって言ったら信じてくれる?

お仕事と駆け引き




先輩の予言はすぐに現実のものとなった。




今、私の隣には当たり前のように立花先輩がいる。




って、実際当たり前なのだけれど。




でも、いつものように意地悪な顔でもニコニコ顔でも人懐っこい笑顔でもなく集中した顔。



気がつけば、先輩の顔を見つめていた。


駄目だ、と慌てて前で話す委員長に意識を戻す。





昨日の夕方、実行委員の先輩から実行委員会があると連絡が来た。



あまりにタイムリーで、先輩は今日委員会があることを知っていたのではないかと思ってしまう。



だったら、そう言ってくれたらいいのに。



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