愛を有する者
「あら、愛有ちゃんと蘭丸さん、じゃない。いらっしゃい!」

今日の愛架さんの顔色はこの前と違い、どこかやつれていた。

「「愛架さん、お久しぶりです。」」

「二人とも仲がいいのね」

と愛架さんは笑っていた。

玄関?の様な場所で立ち話をしていたら
愛有ちゃんが奥から出てきた。

「おねーちゃん、おにーちゃん
久しぶり!」

「うん。愛有ちゃん、お久しぶり。」

「ちゃんといい子にしてたか?」

「うん!あゆちゃんといい子にしてたよ!ね、お母さん!」

「そうね。苦手な野菜もきちんと食べてたわね。」

「そうか。愛有ちゃん頑張ってたんだな。帰ったら信長様に伝えとくな。」
< 30 / 74 >

この作品をシェア

pagetop