つながる


「おきろ!ばかガキ!」

昨日はクソガキ。今日はバカガキ。



ダミ声で起こされるこっちの身にもなって欲しい。



結局あのまま囲炉裏の前で寝てしまった。
布団が一応掛けてあってなんだかんだ
幸太郎は優しいんだなぁって。



「おー、そいえばガキ。名前は?」


名前ねぇ。適当に言ってもいいかな。

きっとここでは時代が違うから
名前も違う。


「山田花子さんデス。」

「あ?おい、バカにしてんのか。」


おー、感はいいみたいだね。


「えー?名前なんか適当に考えて〜」


「ちっ。花太郎。薪運べ。」


花太郎っておい、
確かに花子って言ったけど・・・


仕方ないなぁ・・・何にしよーかなぁ。
とりあえず薪だけ運んで〜

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