My letter 〜君の未来に〜


「海実ちゃん、また来るね。」

「うん。楽しみにしてるね。」

柾くんは面会時間いっぱいまで私の病室で話してから帰って行った。

「賑やかっていいね。」

直人くんが柾くんをエレベーターまで送りに行くと言って病室を出て行った後、雫くんは私にそう言った。

「ごめんね。うるさかった?」

「ううん。たまには賑やかなのもいいよね。」

そう笑ってくれた雫くんは優しい。

「…前に海実ちゃんがさ、『彩葉の手を離さないであげて』って俺に言ったでしょ?」

「…うん」

「あれ、嬉しかったんだ。俺たちのことを考えてくれる人がいるんだって。」

あれはなんで雫くんに話したのかはわからない。

ただ、彩葉と雫くんだったからかもしれない。

「もちろん俺は彩葉の手を離すつもりなんてないけどね。」

ははっと笑っている雫くんは絶対に彩葉を幸せにしてくれるだろうと確信した。

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