マシンガン LOVE ~この想い、あなたに届け!~
 水無瀬くんが私を置いてきぼりにしてロビーを抜け、先にビルの外へ出ていく。

「全部を知ってるわけじゃないけど。水無瀬くんが素敵な人だってことは知ってるよ!!」

 小走り気味に歩きながら追いかけ、水無瀬くんの背中に向かって叫ぶように言った。
 私の口元から出た白い息がハァーと溶けて流れる。

 この一年半、ずっと見てきた。
 会社での水無瀬くんしか知らないけれど、それでもいつだってあなたは素敵だった。

「人を好きになるのって、理屈じゃないと思う! 私の心は、ずっと水無瀬くんを好きだって言ってるの」

 反応がないのをいいことに、思っている心の内を吐き出すと、水無瀬くんが無表情で振り返った。

「俺はいつも言われる」
「え?」
「蓮は付き合ったらイメージと違った、って。それで毎回別れることになる」
「そんな……」


< 112 / 158 >

この作品をシェア

pagetop