あたしとコイツの関係廃止!
☪ 琴織ゆき ☪
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あらすじ
レーデンラック王国の精霊の森でひとり暮らす魔女・パトリシア(19歳)は、とある願望のために【若返りの魔法薬】の実験を行っていた。長年の研究の果て、ついに完成した薬を自ら試用してみたところ、効果が出過ぎてなんと4歳の子どもの姿になってしまう。慌てて中和剤を飲もうとするが、慣れない身体を上手く操れず誤って落として割ってしまい、途方に暮れる。そんななか、パトリシアの誕生日を祝うためにやってきたセオドア(第二王子)が4歳の幼女になったパトリシアと鉢合わせる。「なん、だ……このパティそっくりな天使は……」と愕然とし、「まさか、パティの隠し子か!?」と戦慄するセオドア。一方、初恋相手に抱き上げられたパトリシアはあまりの衝撃にフリーズしてしまう。いつの間にパトリシアにそんな相手が、とショックを受けるセオドアだが、実験前にパトリシアが書き残した遺書を見つける。【この手紙を読んでいる方がいるということは、私は魔法薬の実験に失敗して死んでしまったのでしょう。どなたか存じませんが、あなたに最後のお願いがあります】から始まる遺書を見て、セオドアはこの幼女がパトリシア本人だと知る。しかし自分を見てもなんの反応も示さないことから、パトリシアは記憶も4歳の頃に戻ってしまったのだと勘違いする。そして、決めた。「パティ、パパだよ」パトリシアの父親として存分にパトリシアを可愛がり、やがては結婚しよう、と。そうして城へと連れ帰られてしまったパトリシアだが、そこには思いがけない〝甘やかされ生活〟が待っていた。戸惑うパトリシアだが、どうにか元の姿に戻るため、中和薬の材料集めに奮闘する。なにかとトラブルには見舞われるものの、その渦中で困っている人々を閃きと魔法のセンスで助けているうちに、周囲のパトリシアに対する溺愛は加速。しかし、王族と関わってはならないという魔女の掟を破ったパトリシアには、とある試練が待ち受けていた。自分のせいで命の危機に陥ってしまった初恋王子を救うため、パトリシアは小さな身体で最後の材料集めに向かう。なんとか材料を集めきったパトリシアは、元の姿に戻ることを諦めて魔法薬をセオドアに与え、彼の命を救うことに成功。元の姿に戻るにはまだ時間がかかりそうだが、こんな生活も悪くないとパトリシアは前向きに受け入れる。思いがけず幼女になってしまった魔女と勘違い王子のすれ違いハートフルストーリー。
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〝死ぬ前に、先輩の世界に触れてみたかった──〟
美術部唯一の活動部員〝小鳥遊鈴〟は、天才モノクロ画家〝春永結生〟に恋をしている。
一方、色のない世界を生きていた結生もまた、毎日のように「好きです」と伝えてくる鈴が気になっていた。
しかし、鈴は〝枯桜病〟という病を患っていて──?
残りわずかな命の時間。
ふたりは、いずれきたる〝別れ〟を見据えながらも心を通わせていく。
──その憧れは、生きる力になった。
──その恋は、生きたい理由になった。
──その想いは、生きた証になった。
「ねえ、先輩。贈り物、受け取ってくれました?」
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大聖女(人間)と大魔王(悪魔)の
娘として生まれた、ちびっこ聖女ルイーズ。
禁忌の存在であるために息を潜めて暮らしていたが、
大好きな母が亡くなったことをきっかけに、
封印されている父親〝大魔王グウェナエル〟へ会いに行く決意をする。
初めての外の世界。
魔獣の従者〝ディオン〟と共に父を探す旅では、
毒花〝ザーベス〟を浄化したり、
女騎士〝ベアトリス〟の命を救ったり、
聖女の力(と、ちょっぴり前世の記憶)が大活躍!
ベアトリスの協力を経て、
父の封印を解くことにも成功し、
ついに念願だった親子の再会を果たす。
そうして父と魔界へ旅立つことになったルイーズは、
魔王エヴラールや魔王子リュカとの出会いを経て、
すくすくと成長していくけれど──?
大魔王パパと過保護従者たちに
ちょっと困ってしまうほど可愛がられながら、
ちびっこ聖女ルイーズは己の力、存在と向き合っていく。
〝愛されちびっこ聖女のほのぼの成長ストーリー〟
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