教室と、初恋。
2時間目

恋愛感情をわたしは知らない。




* 。☆ . * . : . + * : ゜+ 。


だけどその理由なんて、わたしに知る権利なくて。


お母さんに聞かれた大会の結果も、なんだかわたしの口からは言いにくくて。


なんとなくもやもやしたまま、わたしは夏祭りの日を迎えた。



お昼も過ぎて、そろそろ浴衣にあわせて髪を上げようとしていると、ゆきからメッセージが届いた。


りこもいるグループでの発言だった。



『みんな、今日の目的ちゃんとわかってるよね?』



目的……?


なんのことかわからなくて、未読のまま見ていると、



『当たり前じゃん、任せて(`・ω・´)ゝ』


と、りこからのメッセージも増えた。


え……やばい、目的って何!?


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