お前、俺に惚れてんだろ?
もうすぐ1学期が終わろうとする日の、お昼休みに…。



「そういえばさ、今度の大会の決勝戦、また試合に出させてもらうことになったんだ」

「マジでっ!?」

「すごいじゃん、優馬!この前のベスト4決定戦も出たんでしょ!?」

「…まぁ、あれはまぐれだったからっ」


謙虚にそう言いながら、お弁当の卵焼きを頬張る優馬くん。



大会中、優馬くんは、1年生で唯一のベンチ入り。
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