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そんな私が唯一輝けるのがゲームの中

「雛ちゃん乙」

「雛乙今日はどこ行く?」

実物の私とは全く違う可愛らしいアバター

ゲームの中の私は輝いている。

「リュウ君、雅君乙!今日は地下洞窟のドラゴンやりたーい!」

「雛たん今日も可愛い!またガチャ回したでしょ!」

「アリスちゃん乙!今回のガチャホント最高(笑)課金勢そろそろお金無くなりそう(;_;)」

この3人が私のパーティー

男キャラのリュウ君と雅君に女の子キャラのアリスちゃん
顔も声も知らない私の唯一の友達


性別だってわからない歳も何をしてるかも
でも何も知らないからこそ居心地がよく友達でいられる。

「雛ちゃん知ってた?明日メンテ入るみたいだよ。9時から20時とか久しぶりの長期メンテで萎えるわ。」

「嘘ぉ!?それは萎える(´;ω;`)
長期メンテやるってことはダイヤもらえるかな?」

リュウ君に言われるまでそんなの知らなかった。
リュウ君は雛ちゃん
雅君は雛
アリスちゃんは雛たんと呼んでくれててすごくわかりやすい

このゲーム中身は最高なんだがセリフのとこにプレイヤーの名前がなく時々混乱するため私たちはそれぞれの呼び方を変えている
因みにリュウ君は私がリュウ君、雅君がリュウ、アリスちゃんがりゅうくんと呼んでいて
雅君は私が雅君、リュウ君は雅、アリスちゃんはみやびくんで
アリスちゃんは私がアリスちゃんリュウ君がアリスっち雅君がアリスと呼んでいる。

私が3人と知り合ったのは3ヶ月前

同じレベル同士で集まった私達はログインしている時間が似ていたためパーティーを組みそこからの関係だ。

私の願いを叶えてくれた3人は地下洞窟のドラゴンを狩りに行った。
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