正反対の二人





寝ているらしいその人は私が近づいてもピクリとも動かない。






寝てるの?







こんなところで?




ビュービュー容赦なく吹き付ける風。




真っ平らな硬いコンクリートのこの場所はお世辞も寝心地がいいとは思えない。



私は彼の隣に座った。










「そういえば名前も分かんないな。誰なんだろう。」









無意識に出た独り言。













「それ、誰のこと」









えっ








見るとさっきまで寝っ転がっていた青年が起きて






眠そうに目をこすりながら起き上がってこっちを見ていた。



















< 39 / 100 >

この作品をシェア

pagetop