正反対の二人
ナムが怒るとこっちの怒りから来た熱は急激に下がってゆく。
まあ怒って当然か
ナムからしてみればこの前あったばかりのやつに馬鹿にしたような言葉を吐かれたんだから。
「お前、俺のこと覚えてるか?」
さあてこれからどうやってナムをいたぶってやろうか
少なからず俺はこの状況を楽しんでいるが
忘れられてしまったショックはまだ胸の中で渦巻いている。
「覚ぼえてるよ」
いらだちを含んだこいつの声を聞き内心ニヤリと笑った。