Last Letter~手紙がくれた想い~

本番






「絶対、成功させるぞ!」


舞台袖で俺たち4人はハイタッチ

もうすぐ、Black Knifeの出番だ。



『それではみなさん!

次はお待ちかね、Black Knifeです!!

みなさん、どうぞ!!』


司会者がそう言うと拍手が起こる。

俺たちはそれぞれの楽器の前に立った。



まず、俺がマイクを取って喋り出す。



「みなさん!学校祭は楽しんでますか?!」

学祭のときだけ、俺はいつもとは違うテンションになる。


だって、あのいつものままだったら
客席のみんなのテンションまで下がっちゃうだろ??


ってか…人、多くね??


「来てくれてありがとうございます!!

それではさっそく1曲目


俺たちがバンドを組んで初めて演奏した曲、

『ヒツゼン』

です。」


俺がそう言うと客席が一気に静かになった。


そして、俺はギターを弾き始める。





< 100 / 219 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop