地味な私が恋したヒト
会いたくない人
ーーー……
それから私たちはいろんなアトラクションに乗ったりした。
そして、気がつけばもうお昼の時間だった。
ちょうどフードコートのとこを通りかかって、桜井くんが私に言う。
「早坂、腹減ってねぇ?俺適当に買ってくるからそこ座って待ってろ」
私もお腹すいてたから、ちょうどいいかも。
私は桜井くんの言われたように、空いてるイスのところに座って待つことにした。
桜井くん、早く来ないかなあ。
まだ桜井くんが買いに行ってから1分もたってないのに、そんなことを思うなんて私は相当桜井くんにハマってるんだと思う。
「ねぇ、あなた。さっき和真と一緒にいたわよね?」
そして、誰かに話しかけられた。
誰だろう?
相手の顔を見たけど、見覚えはないから同じ学校の人じゃないと思う。
でも、すっごくキレイな人……。
私とは比べ物にならないくらい。