地味な私が恋したヒト
「ゆらのちゃんさ、何か悩みあるでしょ?」
私はなんと言っていいかわからず黙ってうつむいていると、そんなことを言い出したお兄さん。
「な、なんでわかったんですか?」
確かに今私は悩んでるけど……。
でもそんなこと言ってないのに。
「ゆらのちゃん、辛そうな顔してるよ。彼氏と喧嘩?俺に話してみなよ」
私、そんなに辛そうにしてた?
自分では全然気づかなかった……。
「でも……」
誰かに話を聞いてもらいたい。
でも名前も知らないこの人に話していいのだろうか。