地味な私が恋したヒト


でも、舞香には言ってもいいかな。


いつも相談とか乗ってもらってるし。


「あのね……好きな異性って書いてあったの」


改めて言葉にすると何かドキドキしちゃう。


「え!?好きな異性!?」


私の言葉に相当驚いている様子の舞香。


「私、それ引いた時びっくりしたけど……自分の気持ちに嘘をつきたくなかったから。それに私、仲いい男子とかいないし」


教室について、弁当を広げながら話す。


「ゆら、やるじゃん!で、桜井は知ってるんだよね?ゆらの気持ち」


「それが……お題のことは言えてなくて……」


言いたかったってのもあるけど、やっぱり怖い。


今日の朝決意を固めたばっかだけど、こんなにも弱気になってる。



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