LINE恋愛♡

夜8時に来たLINEには、

「じゃあ前原ね、」
「前払って席一番前の端だよね?」

LINEきて嬉しくて飛び上がっちゃうとこなのに、
(なぁんだ...前原...か...)

ってショックを受ける自分がいて...。
男子から名字で呼ばれるのはなんともないのに、なんでかみずきには下の名前で呼んで欲しいと思ってしまうの...

なんか変!今まで恋とかしてこなかったからかな?
なんともないことにときめいちゃうの?
おかしいぞ...


「そうだよ!」
「みずきも一番前のの端だよね?」

私とみずきの席は正反対だけど...同じ列ってだけで嬉しいの。
こんな些細なことに喜ぶ自分はやっぱり恋をしているの?
なわけない!みずきのことまだなんにも知らないもん!
うん...彼女がいるかもしれないじゃん...

「OKわかった。」
「そうだよ」
「できたら明日話そうね」

うそ!うそうそうそ!
みずきからこんなLINEがくるなんて思ってなかった...
「できたら明日話そうね」か...
うぅーーー!
ベッドにまるまってのたうち回る私を母が不審な目で見ていたのを知るのはもう少し先の話。
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