部長の溺愛に困惑しています。
今のって…何?

もしかして告白!!?




わけのわからないままその場にへなへなとしゃがみ込むと、頭を抱えながら部長とのキスを思い出していた。

物や段ボールが押し込まれている部屋で、ひとり顔を真っ赤にして締め付けられる胸を押さえ必死に声を抑える。


キュッと鳴る胸の音を覚え、また考えるのはもちろん部長のこと。







これは恋じゃない…


部長なんか好きじゃない…




呪文のように何度もそう唱えながらも、その日から私の頭の大半を部長がしめることになってしまった。

だけどこれは恋じゃないと…私はまだ自分に否定し続けている。
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