部長の溺愛に困惑しています。
私は今、

早朝から公園のベンチに座り散って地面に積もる桜の花びらを眺めながら…


職と家を失った直後である。





地元の短大を卒業後小さな出版社に就職した私だったが、

それを三年足らずで辞めた。



若い子向けの雑誌を扱っているのにも関わらず、

社員の年齢層は高くなかなか馴染めなかった事もあるが、


辞めた一番の理由は思っていたものと違かったという事が大きいだろう。



私の思い描いていたオフィスライフとは程遠い生活にうんざりしていたのが上司に伝わったのか…


一度寝坊した事を理由にあっさりとクビにさせられてしまった。
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