部長の溺愛に困惑しています。
時間の問題ということかな…




「とにかく俺は疲れた。こんなショボイファーストフード店じゃなくて違う店に行こうぜ。とりあえず酒を体に入れたい」


コーヒーを片手にため息をつく部長。


遠回しに誘ってくれてる行為が嬉しいはずなのに、今日は素直に喜べない。






「ありがとうございました」


ファーストフード店を後にして部長と肩を並べ、すっかり夜になった都内の街を歩く。






「あの食べ散らかしたやつ全部テイクアウトして貰ったなんて…あの店員かわいそー」

「しょ、しょうがないじゃないですか!」


食べきれなかったハンバーガー等をテイクアウトして貰った事を、ケラケラと笑う部長。


本当はもっと食べたかったけど…これから飲みに行くなら食べない方がいいもんね。

明日、明咲と分け合ってちゃんと食べるよ。
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