部長の溺愛に困惑しています。
普段から声量の大きい母の声は、玄関からここまでよく聞こえてくる。


お父さんじゃなくて新聞屋かなんかだったのかな。

それとも近所の人とか?






「彩蓮彩蓮!さっき話してた昔お隣さんだった玲くんが来たわよ!」

「は!?」


驚いてバッと後ろを振り返ると、母の隣には私服姿の部長が立っていた。

その更に隣には父もいる。





「玲くんよく来たね。さあ座って」

「ご無沙汰してます」


丁寧に挨拶をする部長は手土産らしき紙袋を両親に渡すと、深々と頭を下げていた。




なにこれ…どうして?

どうなってるの?

何が起こってるの??




「僕は着替えてくるからくつろいでね」

「はい。土曜日なのに出勤ご苦労様です」
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