部長の溺愛に困惑しています。
「あれ~?今日のランチは外かな?」


廊下に出るとちょうど岡田さんに会い、カバンを持っている私を見て声をかけて来た。





「え、ええ…まあ」


嫌な所で会っちゃった…

最近避けてたのになぁ…






「俺も外行こうと思ってたし、良かったら一緒に行こうかな」

「え」


冗談じゃない。

誰があなたとなんて行くもんか!





「ご、ごめんなさい!この近くで働いてる友達と待ち合わせしてるので…失礼します!!」


岡田さんから逃げるように離れる私。

元々得意ではない嘘も、ここではとっさにつけるようになってしまっている…


それはいい事ではないと思うが、とりあえず岡田さんと2人きりになることは避けられた。
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