隣にいたくて
「そうなんですか…よかった、そういえば祐也は…はっ、祐也!?そうよ、おばさん!祐也私のこと覚えてないって」
起きたばっかりのぼやけた
頭でさっきのことを思い出す
"誰ですか?"
"覚えてない"
っ…ズキ
祐也…
「美祐ちゃん、落ち着いて!一時的な記憶喪失らしいわ…きっと美祐ちゃんのこと考えすぎて逆に抜けちゃったのよ…時間が経てば自然に戻るはずだから、大丈夫よ、ね?」
「で、でも‥もしものことがあったら私…」
もしも、もしも祐也の
記憶が戻らなかったら…