隣にいたくて
"美祐"

彼女の唇が触れたその瞬間
記憶のパズルが全てうまった

この世の何よりも守りたい人

自分のものにしたい人

そばにいて欲しい人

「"美祐"ただいま」


「祐也!?祐也‥!?記憶戻ったの??
私のこと分かるの?ねぇ?わかるの?」

「分かるよ‥みゅっ」

「ゆうやぁぁぁあ」

俺が名前を呼ぶ前に溢れた涙と共に
胸の中へ飛び込んできた

「遅いよっおっ‥もぉ、もおダメだと思った。メンタル潰れるかと思ったぁ‥っヒック」
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