悲しみの舞華(まいはな)


私は、どうすればいいの?未来は本当に真剣に言っていてくれるでも、そんなのも…上部だけだよ。



夜ずっと考えたが答えが決まらなかった。



朝、未来が迎えに来た。



「ねぇ、クミちゃん」



多分「決まった?」って訊くんでしょ。



「クミじゃなくて、クーちゃんでもいい?」



クー…クゥちゃん…



クゥちゃんのことを思い出してしまって
涙が止まらなくなった。



「え!?ご、ごめん!なんか悪いこと言っちゃった?」



「ううん…私が飼ってた猫の
クゥちゃんのことを思い出して…」



「ごめん!じゃぁ、やっぱりクーちゃんは
やめ「なくていい…」え?」



「こんなのでメソメソしてちゃダメだしね。


ふぅ…。未来」



「ん?なぁに」



「本当に…私の事、裏切らない?」



すると、未来がまた真剣な
目つきになって、頷いた。



今、私の答えは決まった。



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