悲しみの舞華(まいはな)
原因
私は学校にも復帰することにした。
ピーンポーン
このチャイムが懐かしい。
未来が迎えにきた!
私が学校に向かうと、皆驚いていた。
まぁ、そういう反応になるよね。今までずっと休んでいたんだから。
あ!もちろん地味な格好の方じゃないよ?
朝のホームルームが始まる。
ガラッ
入ってきたのは先生。
「皆、転入生がいる。入ってこい」
私達が転入してきたばっかなのに…何ヶ月かたったけど。
入ってきたのは…
「え?何で2人が…?」
「あれ〜?本当だ」
「咲河雨里です。よろしく」
「風島雷樹だ!よろしくな!」
やっぱり2人とも美形だね〜…じゃなくてぇ!何で2人がここにいんの!?
雨里が私のことを見つけて、名前を呼ぼうとしていた。
「く「ちょっと2人とも来て下さい!先生、少し2人をおかりします!」
私の本当の名前を呼びそうになった2人を、教室から連れ出した。
「どうしたの?来魅華」
「そうだそうだ」
「ここでは不来美魅華ってことになってるの!だから、名前は伏せて!」
「そうだったんだ〜。それにしても、染めたの?」
「そういや黒になってんな」