残念プリンス ~残念すぎる王子様にライバル認定されました!?~
残念王子
「ごっはんーごっはんーおっいしーいごっはんー」

おかしな節をつけてデタラメに歌っていると、突然食道内がざわついた

んー、まオレには関係ないから無視無視

自分から面倒ごとに首つっこもうとは思わないしな

そう、"自分から"は

「おい」

でも相手から近づいてきた場合はどうする?

「はい?」

自分の後ろで不機嫌そうな声

仕方なく振り向く

たぶんオレに言ってるんだろう

「なんです……っかっ?」

思わず途中で息をのむ

だってそこにいたのは



おわ……美形さん発見……

黒髪、長身、そして何より

金色の輝く瞳……





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