Hell・God
「…ここが、ヨシュアの寮ッスか?」


「そうだよ。優しくて個性的な人たちが集まってるんだ」


地獄で寮ってどういうことなんだろう…と思いながらも、辺りを見回した。


「おーおー、新人か?」


「新人ですね」


「よろしく~」


「…チッ」


反応は人それぞれだった。…舌打ちしてた人もいたような…


「俺の名前はブラッド・マーキスだ。出身地は忘れちまった。整備士やってたかな。よろしく」


「私は佐藤ノアです。日本とアメリカのハーフで、高校生でした。よろしくお願いします」


「オイラは阿修羅。もともと地獄の住民だったんだぜっ」


「…新人なんかに名乗る必要は」


「はいはい、そう堅いこと言わないの!この子はツンデレのティナ。女の子みたいな名前だよねー」


「ヨシュアてめぇ、からかうな。お前が付けた名前だろ」


「えぇ?僕の方がずっと先輩なのにそんな口を利いていいの?」


(えっ)


阿「んで、オマエの名前は?」


ヨ「思い出せないって」


テ「ブラッド、死ぬ前の記憶見てあげたらどうだ?」


ブ「そうだな…」


ブラッドはなにやら瞑想を始めた。そして待つこと5秒…


ブ「見えないけど、多分童貞だな」


ノ「えっ、童貞だったんですか」


僕「勝手に決めないでほしいッス!!!」


そんなこんなで寮での生活が始まりました。(汗)


*データ*


ヨシュア・ワグナー

童顔です。見た目は8歳でも、ティナよりずっと生きているそうです。(地獄で)
地獄にやって来た理由は不明。


ブラッド・マーキス

とにかくゴツいです。見た目は30代くらいで、整備士をやってたらしいです。殺人をして地獄にやって来ました。死因は電気イス。


佐藤ノア

実はドSです。下ネタ吐きます。ハーフには見えないくらい日本の血が濃いです。
地獄にやって来た理由は不明。


阿修羅

もともと地獄の住人だそうです。実は閻魔様の自慢の一人息子です。


ティナ

こいつも死ぬ前の記憶がなく、みんなにあだ名として名付けられました。
殺人で地獄にやって来ました。


< 4 / 38 >

この作品をシェア

pagetop