恋することを知った恋
第5章

隣とアイスコーヒー




黒瀬先輩と街の雑貨屋ではじめて出会ってから、約1ヶ月が経とうとしていた。

そして、何故こんなことになったのか全く意味が分からない。


「いや~本当におふたりで遊んでいたところすみません~」


麻奈美のその言葉は一見謙虚に聞こえるが、実際あたしたちはかなり図々しい人間になっていること間違いない。

これ以上の幸せはないってくらいニコニコ…いやニタニタする麻奈美と、若干戸惑うあたし。
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