恋することを知った恋
はじめのうちは、すぐに返ってきた返信。
でも日にちが経つごとに、どんどん返信が届く時間は遅くなった。
そしていつの日にか、あたしのメールに返信が届くことは無くなって。
ある日あたしは、彼に呼び出された。
彼の表情は不機嫌で、どこかに怒りを感じるような気すらして。
彼は、あたしを見た。
「お前メールしつこいんだよ」
「よく考えればずっと一緒なんてありえなくね?」
「つーかほぼ嘘だったし、暇つぶしに付き合ってくれてありがと、杏里」
何度も冷たい言葉を発して、彼は去っていった。