季節の違う君へ
新生活
新社会人。この春から社会の一員となり働くことになった。
新しいアパート、新しい環境、どれもがキラキラと輝いて見えた。
「ん?手紙?」
ポストの中には一通の手紙があった。
差出人の名前はナシ。
「初めまして、お元気ですか。
こちらは本格的に寒くなり、新しい季節が始まろうとしています。
そちらは如何ですか。」
手紙の内容はよくわからないものだった。
少し不気味だと思ったが、丸みのある文字たちに少しだけときめきを感じていた。
手紙の最後には「津田麻美」という名前と、住所が書いてあった。
今の時代携帯で連絡を取ることが普通で、手紙をもらったことにくすぐったさを感じた。
なんだか懐かしい学生時代を思い出して、手紙の返事を書くことにした。
「初めまして。僕は元気です。
こちらは桜が散り始め、頑張れと後押しされているみたいです。
新しい季節の始まりです。」
少しの内容と、同じように名前と住所を書いてポストに入れた。
この時は手紙をもらったことに浮かれて、何の違和感も感じなかった。
それから仕事が始まり、覚えることや歓迎会などでてがみのそんざいなどすっかり忘れていた。
新しいアパート、新しい環境、どれもがキラキラと輝いて見えた。
「ん?手紙?」
ポストの中には一通の手紙があった。
差出人の名前はナシ。
「初めまして、お元気ですか。
こちらは本格的に寒くなり、新しい季節が始まろうとしています。
そちらは如何ですか。」
手紙の内容はよくわからないものだった。
少し不気味だと思ったが、丸みのある文字たちに少しだけときめきを感じていた。
手紙の最後には「津田麻美」という名前と、住所が書いてあった。
今の時代携帯で連絡を取ることが普通で、手紙をもらったことにくすぐったさを感じた。
なんだか懐かしい学生時代を思い出して、手紙の返事を書くことにした。
「初めまして。僕は元気です。
こちらは桜が散り始め、頑張れと後押しされているみたいです。
新しい季節の始まりです。」
少しの内容と、同じように名前と住所を書いてポストに入れた。
この時は手紙をもらったことに浮かれて、何の違和感も感じなかった。
それから仕事が始まり、覚えることや歓迎会などでてがみのそんざいなどすっかり忘れていた。