だから、俺にしとけよ。




違う。



「違うよ。ごめん!」


「違くない。その通りだよ」



思わず泣きそうになる。


最悪だ。

何であんなこと口走っちゃったんだろう……。



でも、その原因は分かってる。


嫉妬。

高校生になってから、私は京ちゃんの家に入っていない。



いや、中学の時からだっけ?



入りたいけど、入りたくなかった。




「俺は恋とか愛とかはよくわかんねぇんだ。
知ってるだろ?俺の母親」



その言葉に何も反応をしない。

知ってるよ。


お隣さんだから嫌でも知ってる。




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