だから、俺にしとけよ。
手を伸ばして紙を取り返そうとする伊都にちゅっとキスをする。
「俺が世界で1番幸せなクリスマスをあげるよ」
にこっと微笑めば、さらに赤くする。
仕舞いには目にいっぱい涙を溜める。
「もう無理。恥ずかしにそう」
「俺が何度でも生き返らせてあげるよ。王子様のキスでね?」
「……ばか」
伊都は反抗のつもりなんだろうけど、それは誘ってるっていうの。
もう離してあげないから。
「伊都のこと、好きだから。俺が世界で1番幸せにしてあげる」
「……もう幸せだよ、ばか野郎!」
「ははっ」
クリスマスはサンタじゃなくて伊都からいっぱいのプレゼントをもらうから。
何にも変えられない、かけがえのない幸せな時間を。
【Happy Christmas!】*おわり*

