あなたの傍に居させて
専務
神城社長がお出掛けになった後、私は今日のスケジュール調整に追われる。

夕刻、高橋専務との新商品開発の打ち合わせを明日に回して頂くように手配する。

電話1本で済む用件だったが、どうしても高橋専務の顔が見たくて、商品開発部に顔を出す。


コンコン


「社長秘書の平川です。」

「は~い、どうぞ。」

と、中から懐かしくて、それでいて私の心を癒してくれる声がした。

< 10 / 53 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop