やまのさいばん
こんな へんなものを、えほんでだって
てれびでだって、ねっとでだって
こころは みたことが ありませんでした。
こころは ふるえごえで いいました。
「だれなの? あんたは だれなの?」
ばけものは にたり にたりわらって いいました。
「こわがるな こわがるな。かみついたり
しやしないよ。この やまの ばんにんの
このはこぞうとは おれさまのことさ。」
「このはこぞうなんて そんな なまえ、 きいたこと ないわ。」
「ふん、あたりまえだ。この おれさまは、
ひょこひょこ でこへでも かおを
だすようなことは しないからな。」
このはこぞうは いいました。